シラバス
科目名 生物工学演習Ⅱ
開講期 春学期 開講学部等 工学部 配当年次 3年次 単位数 2単位
教員名 黒坂 光,佐藤 賢一,瀬尾 美鈴,高桑 弘樹,竹内 実,寺地 徹,戸田 宗豊,中田 博,中村 直介,野村 哲郎,福井 成行,松本 耕三,八杉 貞雄,安本 景太,山岸 博
 ※履修条件,配当年次等の詳細は履修要項をご確認ください。
授業概要/Course outline  
 生物工学の研究分野を目指す者にとって、広範囲なバイオテクノロジーの基礎となる知識を得ることと、それらを生み出した様々な研究技術の習得は基本です。さらに必要とされることとして、研究成果を科学的な用語を用いて文書としてまとめることと、口頭で発表できる能力を養うことが重要です。そこで、生物工学実験で行われた内容とその意義を深めるために、得られた実験結果を過去の文献や最近の研究と照らし合わせて考察します。また、実験内容を討議するために、得た結果を論理的にまとめてコンピュータソフトを用いて発表してもらいます。
授業内容・授業計画/Course description・plan  
 生物工学実験IIで得た結果をまとめて考察します。そして、得られた実験結果を過去の文献や最近の研究で用いられている方法などと照らし合わせて実験の意義について理解を深めてもらいます。また、グループとして結果を討論し、Power Pointなどのソフトを用いて作図し発表を行う、他グループの発表を聞き質疑応答する、などを行う場合があります。実施スケジュールは以下の通りです。

1~2. ガイダンスと実験準備。「ニワトリ胚の観察と培養実験」に関する演習(八杉)
3~4. 「免疫化学に関する実験:抗体と抗原の特異的結合反応」に関する演習(福井)
5. 予備日
6~7. 「植物体からのプロトプラストの単離と細胞融合:植物細胞・組織の培養の基礎」に関する演習(山岸)
8~9. 「遺伝子組換え実験」に関する演習(瀬尾)
10~11. 「細菌の培養、染色、および観察:微生物の取り扱いの基本」に関する演習(高桑)
12~13. 「モルモットの白血球数、白血球百分率およびリンパ球の分離と単球の貪食作用」に関する演習(竹内)
14~15. まとめと試験(全教員)

各実験題目の末尾にある()内は主な担当教員を示します。各演習の実施順序は生物工学実験IIの実習スケジュールに対応して相前後することがあります。詳しい日程は、事前に配布する生物工学実験IIの「実習のてびき」を参照して下さい。
準備学習等(事前・事後学習)/Preparation and assignments  
 各演習時に随時指示します。また、事前に配布する生物工学実験IIの「実習のてびき」を、本演習の事前・事後学習にも役立てて下さい。
授業の到達目標/Expected outcome  
 実験結果を論理的にまとめ、発表する能力を養います。
身に付く力/Special abilities to be attained  
 論理的思考力(論理的分析力、計画力、総合的判断力)、実践力(実行力、主体性)、コミュニケーションスキル(状況把握力、傾聴力、発信力)、態度・志向性(規律性)
履修上の注意/Special notes, cautions  
 この科目は選択科目ですが、「生物工学実験II」と併せて履修することを強く奨めます。
評価方法/Evaluation  
 各自の演習レポート(50%)とグループによる発表能力、他グループの発表に対する討論の姿勢など(以上、50%)によって評価します。
教 材/Text and materials  
教科書:なし
参考書等:ガイダンス時や、実習中に指示することがあります。
指定図書:なし
参照URL:なし
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