シラバス
科目名 ヨーロッパ文化基礎演習1・2
開講期 通年 開講学部等 文化学部 配当年次 2年次 単位数 2単位
教員名 竹内 茂夫
 ※履修条件,配当年次等の詳細は履修要項をご確認ください。
授業概要/Course outline  
 西洋のバロック音楽(おおよそ1600〜1750年)を楽しくしっかり、そして実践的に学ぶ予定です。
 この基礎演習では、担当者が開講している音楽文化論とのつながりも考えて,「クラシック音楽」の1つ前の時期の (ただし決して「原始的」「初期段階」「未熟」ということではありません),バッハやヴィヴァルディなどでも知られて比較的取っ付きやすいバロック音楽 (おおよそ1600-1750年) について学びます。
 その中で,単に人物や歴史を学ぶだけではなく、バロック音楽に必須の言葉をどう音で表現するかという修辞学 (レトリック) を見てみたり,通奏低音が現代のベースライン+コードの組み合わせであることを実際にやってみたりします。
授業内容・授業計画/Course description・plan  
・ 基本的に,テキストの担当箇所をPowerPointでまとめて,moodleに載せて,授業の時に発表します。
・ 他の人はネットに載せたものを見ながら発表を聞いて,疑問や質問を考えておく。 
・ その後担当者が補足の講義や実践をするので,それも記入して下さい。
・ 発表者は受講生のコメントや担当者の補足を聞いた上で,レジメを修正して再度ネットに載せて下さい。

第1回目:オリエンテーション
第2回:1 ヨーロッパ音楽の流れ(1)
第3回:1 ヨーロッパ音楽の流れ(2)
第4回:1 ヨーロッパ音楽の流れ(3)
第5回:2 バロック音楽の魅力(1)
第6回:2 バロック音楽の魅力(2)
第7回:2 バロック音楽の魅力(3)
第8回:3 楽器が語るバロック音楽(1)
第9回:3 楽器が語るバロック音楽(2)
第10回:3 楽器が語るバロック音楽(3)
第11回:4 オペラと宗教音楽(1)
第12回:4 オペラと宗教音楽(2)
第13回:4 オペラと宗教音楽(3)
第14回:5 新しい様式を求めて(1)
第15回:5 新しい様式を求めて(2)。春学期まとめ
第16回:5 新しい様式を求めて(3)
第17回:5 新しい様式を求めて(4) 
第18回:6 優雅な宮廷音楽(1)
第19回:6 優雅な宮廷音楽(2)
第20回:6 優雅な宮廷音楽(3)
第21回:7 革命と音楽の運命(1)
第22回:7 革命と音楽の運命(2)
第23回:7 革命と音楽の運命(3)
第24回:8 「音楽の国」の誕生(1)
第25回:8 「音楽の国」の誕生(2)
第26回:8 「音楽の国」の誕生(3)
第27回:9 バロック音楽の大成(1)
第28回:9 バロック音楽の大成(2)
第29回:9 バロック音楽の大成(3)
第30回:まとめ
準備学習等(事前・事後学習)/Preparation and assignments  
1.音楽文化論を履修前年度に履修しているか、並行して履修していると予習になるでしょう。
2.音楽を扱いますが,J-POPや洋楽をエンタメとして扱うわけではありません。バロック音楽に関する文献や様々な資料を読んでまとめていく方法を学びます。
3.普段TVなどで流れているJ-POPとは全く違う音楽を聴くという異文化体験をします。その違いを最初から「合わない」「気持ち悪い」ものとして拒否するのではなく、大学の授業としてこういう音楽もあったんだと受け入れ、違和感を感じる時にはなぜそうなのかと考える心の準備をして下さい。 
4.資料が残っているキリスト教音楽がメインになりますし、当時の生活や社会はキリスト教なしでは成立しませんので、キリスト教が嫌いな人でも頭から拒否するのではなくキリスト教のことを勉強する心積もりをしておいてください。
5.当時は短調=暗い、長調=明るいという「曲調」の世界ではありません。そのことをいつも頭の隅に置いておいて下さい(教会旋法つまりジャズで言うチャーチ・モードで書かれている場合があります)。 
6.多くのJ-POPとは違って、あくまでも詞が先でそれにどのように節(音楽)が付いているかという手順を想像しておいて下さい(「パロディ」のように例外はもちろんあります)。
授業の到達目標/Expected outcome  
1600-1750年頃のバロック音楽について、知識と実践を通して学び、現在の自分の音楽生活にも何らかの形で活かすヒントを得ること。
履修上の注意/Special notes, cautions  
1.第1回目を含めて、4回以上の欠席は、原則として不合格とします。
2.10分以上の遅刻は、欠席とします。
3.発表者のドタキャンはその回の演習が成立しなくなるので,ペナルティを課します。
4.発表者以外のゼミ生は、発表が終わった後に質問やコメントを自分から進んで言って下さい。質問もコメントもしない人は,基本的に出席していないと見なします。
5.春学期と秋学期に各1回以上神山ホールまたは11号館ロビーなどにて授業に関連するコンサートを開催します。事前にお知らせしますので、予定を調整して会場準備から片付けまで積極的に手伝って下さい。
評価方法/Evaluation  
・出席 (原則皆勤),演習での発言やコメント、学内外行事への参加など(40〜60%)
・発表資料まとめ具合やプレゼンの仕方,発表資料の授業後の改良具合(40〜60%)
教 材/Text and materials  
・教科書:皆川達夫『バロック音楽』(講談社学術文庫、2006) 1,207円(税込) ISBN-13: 978-4061597525
・参考書等:服部幸三『西洋音楽史 バロック (西洋音楽史シリーズ、音楽之友社、2001) ISBN-13: 978-4276110267 
・M.カッロッツォ, C.チマガッリ著, 川西麻理訳『西洋音楽の歴史 第2巻』(シーライトパブリッシング、2010) 4,830円 ISBN-13: 978-4903439082
・指定図書:金澤正剛『キリスト教音楽の歴史 初代教会からJ・S・バッハまで』(日本キリスト教団出版局、2005) 5,460円(税込) ISBN-13: 978-4818405509 
・D・J・グラウト,C・V・パリスカ著,戸口幸策,津上英輔,寺西基之訳『新 西洋音楽史 (中)』(音楽之友社、1998) 3,990円(税込) ISBN-13: 978-4276112131
・D・J・グラウト,C・V・パリスカ著,戸口幸策,津上英輔,寺西基之訳『新 西洋音楽史 (上)』(音楽之友社、1998) 3,990円(税込) ISBN-13: 978-4276112124
その他/Others  
 授業以外で次の予定をしています:担当者が主催する神山ホールや11号館他のコンサートの手伝い(春学期と秋学期), 他に時期や場所は未定ですが,リコーダー工房の見学,チェンバロ工房の見学,パイプオルガンの裏側見学,その他バロック音楽の有料コンサートを聴きに行く予定です。
 お金と時間が必要ですので,積極的に参加できる学生の応募を待っています
図1 図2
Copyright (C) 2012 Kyoto Sangyo University. All rights reserved.