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シラバス
科目名
自己発見とキャリア・プラン
英語科目
ナンバリング
GCcap301
開講期
春学期
開講学部等
共通教育科目
配当年次
3年次
単位数
2単位
教員名
東田 晋三,松尾 智晶,湯口 恭子
※履修条件,配当年次等の詳細は履修要項をご確認ください。
授業概要/Course outline
学校生活最終ステージとして、大学1年生はそのスタートとなる節目であった。同時に「学校」から「社会」へと異なる世界への準備にも入った。1年間の学びを大学生活2年目につなげ、一層、充実した大学生活にするとともに、これからの進路のことも考えたことであろう。その大学生活も後半に入り、卒業後の社会人生活も現実味を帯びたものになってきたに違いない。大学生活の先には、人生の長い時間を費やすであろう「職業生活」が待っている。そこで働く人の行動や考え方はどのようなものであろう。
この授業では、なんとなくわかっているようでわからない、だから不安なことも多くなる大学生活の先のことをキャリアの視点から検討し、改めて、自分が何者か、何を考えているのか、何をしようとしているのか、自分に向き合ってみる時間としたい。併せて、キャリアをプランするとはどういうことかを検討する。問題を明らかにすることで解決へのプロセスも描け、もやもやした不安も自分の言葉にしていけるはずだ。社会に出るために何を準備するのかも明らかになってくるであろう。
3年生後半、4年生から就職活動が始まる。就職活動は単に内定を得るためのイベントではなく、大学生活で学んだことを具体的に試す絶好の機会となる。就職活動⇒内定と捉える限り、就職活動はつまらなくなり投げ出したくなる。就職活動は本来もっと楽しいものである。なぜなら、いろんなことが具体的に試せて、学ぶことが多いからだ。実際に頭を使い身体を動かしながら、様々な視点からキャリアに関して学習出来る。こんなにお得なイベントはない。このイベントを最高の学習チャンスと出来るよう、自己発見とキャリアプランをこの機会にしっかりと自分のものにしたい。
授業内容・授業計画/Course description・plan
講義形式を中心に、時々、ワークを組み入れて進める。ワークの場合は、積極的に参加し、グループ内での発言もお願いしたい。1年生、2年生のキャリア科目と同様に、他学部の学生と一緒に受講できることがこの授業の大きなメリットである。知らない者同士が新たな関係を築き、知識や情報を交換し、知恵を出し合う体験を大切にする機会にもしてもらいたい。
1回目 授業の進め方(狙い、到達目標、ルールの共有化)
2回目 進路適性検査『Career Approach』受検
性格の傾向や社会的強み、基礎能力など自分の特性が心理学的な分析に基づいて出力される。データを鵜呑みにするのは賢い使い方ではない。しかし、自己理解を進めるうえで、貴重な情報を提供してくれる。
3回目 進路選択とキャリプラン ~就職活動はキャリアプラニングの手段 ~
進路選択、就職活動には、自分の人生を設計する大きな作業が凝縮されている。いくつかの具体的な事例も示しなら、その重要性を掴んでもらう。
4回目 目標の力
採用という結果や内定という目先の成果を追うことが就職活動ではない。あなたが目指すのは、もっと先にある「自分がどうありたいのか」という願いや夢、志を明らかにすることである。自分なりのゴールの姿を言語化することで、それに向かう意欲は大きくなる
5回目 キャリアとは、プランとは
アメリカで売られている複数の辞書から、一旦、キャリアを定義してみる。また、仕事現場で普段使われているプランについても定義し、キャリアをプランする意味を検討する
6回目 キャリアプラニングの定義とキャリアマインド
働くということは、仕事を通して自分の生き方を表現することである。プラニングに求められる能力も検討しながら、自分のことと社会のことをたくさん知りたいという「キャリアマインド」を理解する
7回目 先輩体験談① ― 大学生活、進路選択、将来について
既に卒業し、社会人として活躍している先輩から自分たちの大学生活を振り返ってもらい、先輩達が進路や将来をどう考えたか、また今後どう考えているかを語ってもらう。気兼ねなく質疑ができる雰囲気をつくり、活発なコミュニケーションの場にしたい。
8回目 適性検査の活かし方 ― 自己理解はなぜ必要か?
2回目の授業で受験した進路適性検査『Career Approach』のデータを見ながら、自己分析をする
9回目 何故働くのか -3つの視点と3つの覚悟―
学生にとっては、知識も経験も超えた多様な要素が幾重にも絡まって存在する難題である。これから先のことは何もかも不確定である。だからこそ、通論も交えて、考え方を整理しておく機会にしたい。
10回目 人材開発とビジネススキル
仕事が出来る人とはどういう人か、どんな考え方や行動をしている人か、若干の理論も加えながら解説する
11回目 営業の仕事
実は、営業とは商品を売る仕事ではない。しつこく売り込む人、知った風なことをベラベラしゃべる人は嫌われる。嫌いな人から買いたいとは思わない。営業を研究するとは突き詰めると人を研究することになる。多くの人が先入観で見ている営業とは違った、本当の営業の姿を学ぶ。
12回目 企業の基本的な仕事の仕組みと企業情報
会社の基本的な構造や仕事の進め方について情報を提供し、スマホを使って企業研究の入口を体験的に学んでもらう。自力で、面白い会社を見つけてみよう
13回目 先輩体験談② - 就職活動を振り返って(面接、履歴書、進路センターの活用など)
職活動に焦点を当てて、気兼ねなく質疑ができる雰囲気をつくり、活発なコミュニケーションをとれるようにしたい
14回目 知っておきたいキャリア理論
これまでの13回をまとめる形で、関連するキャリア理論を紹介する
15回目 まとめ 筆記試験、提出課題
準備学習等(事前・事後学習)/Preparation and assignments
1回目 授業の進め方(狙い、到達目標、ルールの共有化)―「節目」としての「進路選択」―
<事前学習>シラバスの熟読
<事後学習>シラバスを読みなおし、用語の確認をしておく
2回目 進路適性検査『Career Approach』受検
<事前学習>実施に関する注意事項を確認しておく
<事後学習>検査内容の振り返り
3回目 進路選択とキャリプラン ~就職活動はキャリアプラニングの手段 ~
<事前学習>テキストp2~11を読んでおく
<事後学習>テキストp37のまとめを確認する
4回目 目標の力
<事前学習>テキストp50~52を読み、理解を試みておく
<事後学習>テキスト53~55を復習し、p56のまとめを確認する
5回目 キャリアとは、プランとは
<事前学習>テキストp59 厚生労働省と文部科学省の定義を読み、自分なりの理解を試みる
<事後学習>P60-61の整理をすべて読み、この講義のキャリア定義を確認する
6回目 キャリアプラニングの定義とキャリアマインド
<事前学習>p89 図版の理解を試みる
<事後学習>p70、p84、p108のまとめを確認する
7回目 先輩体験談① ― 大学生活、進路選択、将来について
<事前学習>自分のこれまでの大学生活を振り返り、先輩に尋ねたい質問を最低1つ用意する
<事後学習>先輩談のメモを見ながら、今後に活かせるように整理しておく
8回目 適性検査の活かし方 ― 自己理解はなぜするの?
<事前学習>特になし
<事後学習>配布された資料を見ながら自分のデータを振り返り、自己分析を深める
9回目 何故働くのか -3つの視点と3つの覚悟―
<事前学習>p128-129のワークをやっておく
<事後学習>p130-131のキーワードより、最低1つ選んで個人ワークをしておく
10回目 人材開発とビジネススキル
<事前学習>仕事が出来る人とはどういう人か、どんな考え方や行動をしている人か、について自分の考えをメモしておく
<事後学習>p179のまとめを確認する
11回目 営業の仕事
<事前学習>営業とはどういう仕事か、自分なりの考えをメモしておく
<事後学習>p159のまとめを確認する
12回目 企業の基本的な仕事の仕組みと企業情報
<事前学習>関心のある企業を1つ選んで、その会社の概要を調べておく
<事後学習>授業で学んだことを参考にし、その他の会社についても調べる
13回目 先輩体験談② - 就職活動を振り返って(面接、履歴書、進路センターの活用など)
<事前学習>現在、不安に思っていることをまとめ、質問できるようにノートしてくる
<事後学習>先輩談のメモを見ながら、今後に活かせるように整理しておく
14回目 知っておきたいキャリア理論
<事前学習>講義ノートを読み返す
<事後学習>関心を持った理論を残りの大学生活に当てはめてみて、自分のキャリアを再検討してみる
15回目 まとめ 筆記試験、提出課題
<事前学習>講義中に、どうしても覚えておいて欲しいと指摘した部分について復習をしておく
<事後学習>講義全体の振り返りをしておく
授業の到達目標/Expected outcome
* 自分が働くことについて具体的なイメージを持ち、キャリアをプランするとはどういうことか、基本的な理解ができる
* 自己概念(自分は何者か)について、前向きに検討し、進路選択に必要となる基本的な心構えを持つ
* いくつかのキャリア理論を通して、就職活動は何なのかを理論的に理解する
身に付く力/Special abilities to be attained
* 多様な価値に気付き、進路について柔軟に考える力
* 自分の人生をどう生きるのかという命題に、キャリアに関する知識を積極的に生かし、検討の材料にしていこうとする姿勢
* 自分への関心と世の中への働きかけの相互作用に目覚め、それを意識的に発展させようとする心構え(キャリア・マインド)
* 就職活動が単に内定企業を得るためのイベントではなく、大学生活で獲得した学習内容や経験を具体的に試す絶好の機会であり、就職活動に本気で取り組んだほうが、自分のこれからの人生を検討するうえで“得”であるという考え方
履修上の注意/Special notes, cautions
講義を中心に講義を進めるが、テーマに応じて、簡単なワークを行うことがある。遅刻はワークの進行を著しく妨げる。自己中心の行動にならないよう注意をお願いしたい。
評価方法/Evaluation
毎回提出してもらう小レポート(50%)と筆記試験・提出課題(50%)等で総合的に評価する。初回授業で詳しく説明する。
教 材/Text and materials
参考書:自分の説明書の創り方
その他/Others
この授業は、エントリーシートの書き方、面接の受け方といった就職活動の対策講座でないので注意すること。あくまで自己発見とキャリア・プランの視点で進められる。また、就職活動についての個別指導もない。
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