シラバス
科目名 財政学B
英語科目 ナンバリング Epub202lj
開講期 秋学期 開講学部等 経済学部 配当年次 2年次 単位数 2単位
教員名 菅原 宏太
 ※履修条件,配当年次等の詳細は履修要項をご確認ください。
授業方法/Course type  
講義
授業概要/Course outline  
 政府は経済においてなくてはならない存在になっており,そうした政府の役割を経済学的に考察するのが財政学
の目的である。現在,政府は巨額の財政赤字を抱え,また今後少子高齢化がすすむにつれて,そうした状況はさら
に悪化する可能性がある。本講義は,財政の現状や政府が果たすべき役割について経済学的に理解することを目的
とする。財政学A・Bのふたつの講義を通して財政学の全体を扱うことになる。
授業内容・授業計画/Course description・plan  
財政学全体をA・Bにわけておこなうが,Bで扱う内容は,税制,社会保障制度(年金,医療,介護),地方財政制
度である。

第1回:イントロ
 授業全体のスケジュールおよび到達目標,身に付く力について説明する。また,国民負担率の国際比較など,税
や社会保障に関連した財政統計を概観する。

第2回:租税原則について
 租税負担のあり方についての3つの観点(公平性,効率性,簡素性)を解説する。

第3回:消費税のしくみ
 日本の消費税のしくみと課題について解説する。

第4回:消費課税と租税原則
 租税原則から見た消費課税の評価について考察する。

第5回:軽減税率と租税原則
 租税原則から見た消費税の軽減税率の評価について考察する。

第6回:所得税のしくみ
 日本の所得税のしくみと課題について解説する。

第7回:所得課税と租税原則
 租税原則から見た所得課税の評価について考察する。

第8回:所得格差と所得税
 日本の所得格差の状況について解説し,所得税の再分配効果について考察する。

第9回:資産格差と資産課税
 日本の資産格差と金融所得課税および資産課税のしくみについて解説する。

第10回:法人税と転嫁問題
 日本の法人税のしくみと法人税の転嫁問題について解説する。

第11回:法人税とグローバル化
 国際的な課税競争問題について解説する。

第12回:社会保障制度の概要,公的年金について
 日本の社会保障制度全体と公的年金制度についてしくみと課題を解説する。

第13回:公的医療保険,介護保険のしくみと課題
 日本の公的医療保険および介護保険のしくみと課題について解説する。

第14回:地方自治体の財政問題
 地方税を中心に,日本の地方財政制度について解説する。

第15回:まとめ
 税制調査会などでの議論を基に,最近および来年度の税制改正等について解説する。

※講義の進捗状況によって,若干の内容変更があります。
準備学習等(事前・事後学習)/Preparation and assignments  
第1回:イントロ
 [事前]財務省のサイト(税制)「わが国税制・財政の現状全般」および参考書①の税制全般に関連する箇所を読
み理解しておく。
 [事後]moodleでの小テストに取り組む。

第2回:租税原則について
 [事前]参考書②の租税原則に関連する箇所を読み理解しておく。
 [事後]moodleでの小テストに取り組む。

第3回:消費税のしくみ
 [事前]財務省のサイト(税制)「消費税など」および参考書①の消費税に関連する箇所を読み理解しておく。
 [事後]moodleでの小テストに取り組む。

第4回:消費課税と租税原則
 [事前]参考書②の消費課税に関連する箇所を読み理解しておく。
 [事後]moodleでの小テストに取り組む。

第5回:軽減税率と租税原則
 [事前]参考書①②の消費課税に関連する箇所を読み理解しておく。
 [事後]moodleでの小テストに取り組む。

第6回:所得税のしくみ
 [事前]財務省のサイト(税制)「所得税など」および参考書①の所得税に関連する箇所を読み理解しておく。
 [事後]moodleでの小テストに取り組む。

第7回:所得課税と租税原則
 [事前]参考書②の所得課税に関連する箇所を読み理解しておく。
 [事後]moodleでの小テストに取り組む。

第8回:所得格差と所得税
 [事前]参考書②の所得課税に関連する箇所を読み理解しておく。
 [事後]moodleでの小テストに取り組む。

第9回:資産格差と資産課税について
 [事前]財務省のサイト(税制)「相続税,贈与税など」参考書①の資産課税に関連する箇所を読み理解しておく。
 
 [事後]moodleでの小テストに取り組む。

第10回:法人税と転嫁問題
 [事前]財務省のサイト(税制)「法人税など」および参考書①②の法人税の箇所を読み理解しておく。
 [事後]moodleでの小テストに取り組む。

第11回:法人税とグローバル化
 [事前]財務省のサイト(税制)「法人税など」および参考書①②の法人税の箇所を読み理解しておく。
 [事後]moodleでの小テストに取り組む。

第12回:社会保障制度の概要,公的年金について
 [事前]厚労省のサイト(社会保障),日本年金機構のサイトおよび参考書①②の社会保障の箇所を読み理解して
おく。
 [事後]moodleでの小テストに取り組む。

第13回:公的医療保険,介護保険のしくみと課題
 [事前]厚労省のサイト(医療保険,介護保険)および参考書①②の社会保障の箇所を読み理解しておく。
 [事後]moodleでの小テストに取り組む。

第14回:地方財政制度の概要
 [事前]総務省のサイト(地方財政制度)参考書①②の地方財政の箇所を読み理解しておく。
 [事後]moodleでの小テストに取り組む。

第15回:まとめ
 [事前]政府税制調査会のサイトの会議資料を読み理解しておく。
 [事後]moodleでの小テストに取り組む。
授業の到達目標/Expected outcome  
(1)日本の税制,社会保障制度,地方財政制度についての動向を把握し,分析できる経済学的な知識を習得するこ
と。(2)経済学的思考方法に基づいて,課税の経済効果について理解すること。
身に付く力/Special abilities to be attained  
論理的分析力(課題発見力,論理的思考力),態度・志向性(市民としての社会的責任)
履修上の注意/Special notes, cautions  
ミクロ経済学やマクロ経済学を応用的に使うことがあるので,入門講義の内容などを勉強しておくことが望ましい。

評価方法/Evaluation  
期末試験(配分ウェイト75%),moodleでの小テストや論述課題(配分ウェイト25%)により総合的に評価する。
※小テスト,論述課題についてのフィードバックは1週間後にmoodleにて公開する。
教 材/Text and materials  
参考書等:
①財政制度
『図説 日本の財政〈各年度版〉』(東洋経済新報社)
『図説 日本の税制〈各年度版〉』(財経詳報社)

②授業レジュメは以下に基づいた部分が多い。
小塩隆士『コア・テキスト財政学』(新世社)
林宜嗣『基礎コース 財政学』(新世社)
井堀利宏『財政学(新経済学ライブラリー)』(新世社)

参考URL:
財務省のサイト(税制):http://www.mof.go.jp/tax_policy/
日本年金機構のサイト(年金):https://www.nenkin.go.jp/service/seidozenpan/yakuwari/20150518.html
厚生労働省のサイト(社会保障・税一体改革):
 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hokabunya/shakaihoshou/kaikaku.html
厚生労働省のサイト(医療保険):
 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/iryouhoken01/index.html
厚生労働省のサイト(介護保険):
 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/gaiyo/index.html
総務省のサイト(地方財政制度):http://www.soumu.go.jp/iken/11534.html
総務省のサイト(地方財政の分析):http://www.soumu.go.jp/iken/jokyo_chousa.html
政府税制調査会のサイト:http://www.cao.go.jp/zei-cho/index.html
その他/Others  

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