シラバス
科目名 インタラクションデザイン論
英語科目 ナンバリング Dhmn303
開講期 秋学期 開講学部等 情報理工学部 配当年次 3年次 単位数 2単位
教員名 伊藤 慎一郎,平井 重行
 ※履修条件,配当年次等の詳細は履修要項をご確認ください。
授業概要/Course outline  
人と人工物、人と人の間のインタラクションに着目し、適切なデザインを発想・試作・実装・評価することを本授
業では扱う。講義では、ユーザ調査、アイデア発想法、コンセプトデザイン、プロトタイピング、デザイン評価、
プレゼンテーションといった人間中心設計の一連のプロセスを座学形式で学ぶ。
そして、演習として実世界の課題を題材にデザインテーマを設定し、モノ・コトのデザインにグループで取り組む
ことで実践的にインタラクションデザインを学ぶ。
また、授業内でインタラクションデザインの事例紹介を行う。
これら座学と実践を通じて、インタラクションデザインを理解し、その基礎を身に付けることを目指す。

デザインテーマは「家から京都産業大学までの体験の(リ)デザイン」とする。

●デザインテーマと取り組みの概要:
家から大学キャンパスまでの生活領域には、人々と人工物、システム、サービスの間の多層のインタラクションが
存在している。
本授業では、「家から京都産業大学までのインタラクションデザイン」をテーマとしたデザインプロジェクトを実
施する。
履修学生はグループを組み、家から大学までにある「インタラクションの歪み」をユーザ調査を通じて抽出し、ユー
ザ体験をより良いものにするデザインを提案する。
最終成果物は、インタラクティブデバイス、ソフトウェア、プロダクト、サービスなどを想定する。
課題領域は、次の6つのキーワードからグループ毎で選択する:「家の中」、「移動」、「生活」、「道」、「コ
ミュニティ」、「大学生活」。
課題領域のキーワードを基点とし、ユーザ調査とその分析を通じて具体課題を定義する。
明らかになった要件定義からデザイン提案のプロトタイプを作成し、実環境にて評価・検証を行う。
最終発表では、成果と一連のデザイン過程についてプレゼンテーションを行う。
授業形態,授業方法等/Course form・type  
【授業形態】
対面授業
【授業方法】
講義
・アクティブ・ラーニング授業 ( 形態: グループワーク / プレゼンテーション / 実習,フィールドワーク / PBL / 反転授業 )
インタラクションデザインのプロセス(ユーザ調査、アイデア発想、コンセプトデザイン、プロトタイピング、デ
ザイン評価、プレゼンテーション)をグループワークとして取り組む。グループワークでの実習、フィールドワー
クより抽出された洞察、またアイデアは中間プレゼンテーションと最終プレゼンテーションにて発表を行う。イン
タラクションデザインの事例とデザインプロセスについての講義は動画を事前に確認し、授業中はグループワーク
へ取り組む反転授業方式で授業を進める。
・実務経験のある教員による授業
企業でのエンジニアリングやコンサルティング業務経験があり、ヒューマンコンピュータインタラクションを研究
の専門分野とする教員と、モノづくりを含むデザインやファシリテーション業務経験のある教員が担当し、具体的
なインタラクションデザイン手法と実践について教育する。
授業内容・授業計画/Course description・plan  
第1回:全体概要の説明(デザインプロセスとテーマ、履修学生の個人プロファイリングに関する説明)
第2回:グループ編成
第3回:ユーザ調査法、ユーザ調査(計画)
第4回:ユーザ調査(演習)
第5回:ユーザ調査の分析、課題の定義
第6回:アイデア発想法・発想演習
第7回:中間プレゼンテーション
第8回:コンセプトデザイン、プロトタイピング(1)
第9回:デザイン評価法、デザイン評価(計画)
第10回:デザイン評価(演習)
第11回:プロトタイピング(2)、デザイン評価と改善
第12回:映像によるコンセプト提示、ストーリーテリング 
第13回:プレゼンテーション計画
第14回:プレゼンテーション(1)
第15回:プレゼンテーション(2)、まとめと振り返り
準備学習等(事前・事後学習)/Preparation and assignments  
第1回:全体概要の説明(デザインプロセスとテーマ、履修学生の個人プロファイリングに関する説明)
[事前学習] インタラクションデザインとは何かを参考書籍等を元に調べておく
[事後学習] テーマについてよく検討し、次週以降のグループ化へ向けた取り組み内容の構想を練る

第2回:グループ編成
[事前学習] 履修者各自が参加希望グループを意識したテーマに関する検討を行う
[事後学習] グループ毎にテーマの更なる相談とメンバー間でのユーザ調査のスケジュール確認、授業レポートの
提出

第3回:ユーザ調査法、ユーザ調査(計画)
[事前学習] グループ毎のユーザ調査実施のための準備(内容・項目の洗い出し)、講義動画視聴によるインタラ
クションデザイン事例と演習の学習
[事後学習] グループ毎のユーザ調査、授業レポートの提出

第4回:ユーザ調査(演習)
[事前学習] グループ毎のユーザ調査実施のための準備(内容・項目の洗い出し)、講義動画視聴によるインタラ
クションデザイン事例と演習の学習
[事後学習] グループ毎のユーザ調査、授業レポートの提出

第5回:ユーザ調査の分析、課題の定義
[事前学習] グループ毎にユーザ調査の結果集約、講義動画視聴によるインタラクションデザイン事例と演習の学

[事後学習] グループ毎にユーザ調査の分析した上で必要に応じて追加調査、授業レポートの提出

第6回:アイデア発想法・発想演習
[事前学習] グループ毎のユーザ調査分析した結果をまとめてくる、講義動画視聴によるインタラクションデザイ
ン事例と演習の学習
[事後学習] グループ毎にアイデア発想とアイデアスケッチ、授業レポートの提出

第7回:中間プレゼンテーション
[事前学習] グループ毎にユーザー調査の分析、着目する課題領域、アイデアをまとめプレゼンテーションを作成
する
[事後学習] グループ毎に授業中フィードバックを元にコンセプトをブラッシュアップを行う、授業レポートの提


第8回:コンセプトデザイン、プロトタイピング(1)
[事前学習] グループ毎にデザインコンセプトのプロトタイピングの計画を実施する、講義動画視聴によるインタ
ラクションデザイン事例と演習の学習
[事後学習] グループ毎にプロトタイピング課題、授業レポートの提出

第9回:デザイン評価法、デザイン評価(計画)
[事前学習] グループ毎のデザイン評価実施のための準備(内容・項目の洗い出し)、デザイン評価のためのプロ
トタイプ制作、講義動画視聴によるインタラクションデザイン事例と演習の学習
[事後学習] メンバー間でのデザイン評価のスケジュール確認、授業レポートの提出

第10回:デザイン評価(演習)
[事前学習] グループ毎のデザイン評価実施のための準備(内容・項目の洗い出し)、デザイン評価のためのプロ
トタイプ制作、講義動画視聴によるインタラクションデザイン事例と演習の学習
[事後学習] グループ毎のデザイン評価、授業レポートの提出

第11回:プロトタイピング(2)、デザイン評価と改善
[事前学習] デザイン評価の結果をまとめる、コンセプトの見直しとプロトタイプの改善を計画する、講義動画視
聴によるインタラクションデザイン事例と演習の学習
[事後学習] コンセプトの見直しとプロトタイプの改善、授業レポートの提出

第12回:映像によるコンセプト提示、ストーリーテリング
[事前学習] コンセプトの見直しとプロトタイプの改善を実施する、講義動画視聴によるインタラクションデザイ
ン事例と演習の学習
[事後学習] コンセプトを伝えるための映像制作、授業レポートの提出

第13回:プレゼンテーション計画
[事前学習] グループ毎にプレゼンテーションスライドの概要や素材の準備、講義動画視聴によるインタラクショ
ンデザイン事例と演習の学習
[事後学習] 指定日時までにグループ毎のプレゼンテーションスライド資料を提出、授業レポートの提出

第14回:プレゼンテーション(1)
[事前学習] グループ毎に取り組み内容のプレゼンテーション準備
[事後学習] プレゼンテーションを行ったグループは最終レポート提出のための相談、授業レポートの提出

第15回:プレゼンテーション(2)、まとめと振り返り
[事前学習] グループ毎に取り組み内容のプレゼンテーション準備
[事後学習] グループ毎に最終レポート提出のための相談および最終レポートの提出
授業の到達目標/Expected outcome  
人と人工物、人と人の間のインタラクションに着目し、適切なインタラクションを設計するための知識、考え方を
理解し、設計に取り組むことができる。
身につく資質・能力/Competencies to be attained  
主体性
・発信力
・協働性・協調性
・創造性
履修上の注意/Special notes, cautions  
本科目はグループでの演習を伴うもので、授業時間外での取り組むグループ課題も多く、時間をかける必要がある
ことから、そのことを意識して履修すること。

講義内容がデザイン(設計)を中心として様々な分野に渡るため、関連する他の講義科目を履修してあることが望
ましい。例えば、『ヒューマンインタフェース』、『デジタルファブリケーション』、『ユーザインタフェース設
計』、『応用プログラミング演習(*)』、等が挙げられる。履修者各自にこれら全ての科目の修得が必要という
わけではないが、グループを組む際のメンバーの経験・スキルによって取り組むテーマの実施し易さに繋がること
には注意すること。

授業回により実施場所が変わることがあるので、各回の教室については授業中の説明を聞いて注意すること。

デザイン行為の過程を記述のため、毎回の取り組み内容を授業レポートとして提出すること。
評価方法/Evaluation  
グループ発表:20%
最終レポート:30% (グループメンバーのピア評価を含める)
授業レポート:50%(各回の感想レポートと課題を含める)
教 材/Text and materials  
教科書なし。
講義資料は随時配布する。

参考書籍:
・情報デザインの教室 仕事を変える、社会を変える、これからのデザインアプローチと手法
・誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論
・UXデザインの教科書
・人間中心設計の基礎 (HCDライブラリー (第1巻))
・悲劇的なデザイン
質問や相談の方法/Instructor contact  
本授業用のコミュニケーションツールを用意する。質問や相談は授業用のコミュニケーションツールで随時受け付
ける。
その他/Others  
プロトタイピングについては、AIスピーカーや、ボードマイコン(Arduino、RaspberryPi等)、センサ類、その他
必要なものは可能な範囲で用意する。
また、ファブスペースの機材などを活用したモノ・コトのデザインも推奨する。
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